妊娠編

妊娠8ヵ月/ 呼吸法

分娩時の呼吸法をしっかりマスターしておきましょう。

呼吸法 1
ー陣痛が始まりましたー
〈準備期〉

呼吸のしかた
  • 子宮の収縮が始まったら、まず大きく深呼吸。
  • 次にゆっくりと鼻で吸う(3秒くらい)。
  • ゆっくり口から吐く(3秒くらい)。
  • 収縮の間は、を何度でもくりかえす。
  • 収縮がおさまったら深呼吸。
深呼吸をしたあと、ラジオ体操の要領で、「ゆっくりと鼻から吸って口から吐く」をくりかえします。吸うときは十分胸をふくらませて、吐くときはロウソクの炎を消すように長く吐くようにするとうまくいきます。

呼吸法 2
ーさあいよいよ、いきみますー
〈娩出期〉

呼吸のしかた
  • 「いきんで」といわれたら、まず2回深呼吸。
  • 3回目に吸ったら、息を止め、肛門を開くようにして、できるだけ長くいきむ。「ウン〜」
  • もし苦しくなったら、途中で息つぎをして、もう1度いきむ。
  • 収縮がおさまったら深呼吸して、ふつうの呼吸に戻す。
  • 赤ちゃんの頭が出るまで、をくりかえす。
1回の収縮で2回くらいいきめるようにしましょう。収縮の波が去ったら、必ず深呼吸してリラックスし、次のいきみにそなえます。

呼吸法 3
ー赤ちゃんの頭が出てきましたー
〈児頭娩出〉

呼吸のしかた
  • 「いきむのをやめて」といわれたらすぐいきみを止め、すばやく「ハッハッハッハッ」の短促呼吸に切りかえる
  • からだの力を抜いて楽にして、赤ちゃんの全身が出るまでしばらく短促呼吸を続ける。