妊娠編
妊娠中期 妊娠6ヵ月(20〜23週)
この時期
この頃にはほとんどの人が胎動を感じます。出産準備や歯の治療などを済ませましょう。
- 診察内容
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- 入院に関する書類について
- 「アレルギー食材チェックカード」を受付まで必ずご提出ください。
- 少しずつそろえ始めましょう。
- おなかが大きくなってから出産用品や赤ちゃん用品をすべて準備するのは大変。動きやすいこの時期に、運動もかねて用意しておくとあわてないで済みます。レンタルを利用する予定の方も、新品レンタルや人気商品の場合は早めに予約を入れておいたほうが安心です。
妊娠中期:注意したい症状
妊娠6ヵ月になると、おなかのふくらみがわかるようになります。おなかの赤ちゃんもかなり大きくなり、それにつれて、からだにさまざまな支障も出てきます
胸やけ・胃もたれ子宮が大きくなって、胃が下から押し上げられます。そのために、ときには胃液や消化物が食道に逆流して、胸やけや胃もたれにつながります。こんなときは、食事回数を増やし、1回に食べる量を減らすと症状が軽減します。
腰や背中の痛み重くなった子宮を支えるために、そり返り気味の姿勢になることで筋肉が緊張したり、出産にそなえて骨盤がゆるんでくることなどから、腰痛や背痛が起こります。妊婦体操などで筋肉を鍛えていると痛みが軽く済みます。
静脈瘤子宮に圧迫されて下半身の血流が悪くなり、下肢・腟壁、肛門部などに静脈瘤ができる場合があります。予防法としては、散歩などの運動で下半身にしっかり血液を送ること、寝るときに足を高くするなどが有効です。
おりもの妊娠中は、ホルモンの関係で通常よりもおりものが増えますが、妊娠後期になると、おりものから感染症を引き起こすことがありますので、十分に清潔を心がけましょう。
できもの・かゆみホルモンバランスがくずれやすい時期です。発疹が出たり、おなかや腰がかゆくなることがありますが、あまり心配はいりません。湿疹やかゆみがひどい場合は医師にご相談ください。
下腹部痛子宮が大きくなったため、周辺の筋が引っ張られるような痛みを感じることがあります。基本的には心配ありません。腸にガスが溜まって痛む場合もありますので、食事内容をチェックして健康管理に努めましょう。