赤ちゃん編

赤ちゃん発育カレンダー Calendar of Growth

発達

これは平均的な目安で、発達には個人差があります。
3ヵ月〜4ヵ月
首すわり
4ヵ月半〜6ヵ月
寝返り
5ヵ月半〜8ヵ月
ひとりすわり
7ヵ月〜10ヵ月
はいはい
7ヵ月半〜10ヵ月
つかまり立ち
11ヵ月〜12ヵ月以降
つたい歩き・ひとり歩き

育児のポイント

1ヵ月〜3ヵ月
  • 首が安定するまでは、おんぶひもやベビーカーの使用をできるだけ避けましょう。
  • 赤ちゃんのペースに合わせた生活をしましょう。
  • 清潔を心がけましょう。
  • 入浴は一番湯を利用し、おとなと一緒でもかまいません。長湯は避けましょう。
    石けんを使い、顔や頭も洗いましょう。 あかの溜まりやすい首やおしりなどを重点的に洗いましょう。 水分が残らないよう、乾いたタオルでよく拭きとりましょう。 ベビーパウダー(シッカロール)は必要ありません。
  • 外気浴を始めましょう。
    天気のよい日を利用して1日5分から始め、慣れてきたら1日30分以上でもいいでしょう。 感染を防ぐために人ごみの外出は避けましょう。
  • 予防接種を受けましょう。
4ヵ月〜6ヵ月
  • できるだけ話しかけたり、赤ちゃんの相手をしましょう。
  • 散歩について
    散歩をすると、皮膚や鼻、のどの粘膜を丈夫にし、かぜなどにかかりにくくなります。また、赤ちゃんの気分を落ち着かせる、食欲を増す、夜間よく眠れるようになるなどの効果もあります。 1日1〜2回、30分〜1時間は外に出ましょう。
  • 衣類は自由に動けるように上下別々のものがよいでしょう。
  • おもちゃについて
    おもちゃは赤ちゃんの発達を促します。時期に合ったものを選びましょう。 音の出るもの、はっきりした色柄のもの、にぎりやすい大きさがこの時期には適しています。
7ヵ月〜9ヵ月
  • 早寝早起きをして生活のリズムをととのえましょう。
  • 運動量が増えることにより発汗も多くなるので、吸湿性に富み、動きやすい衣服を選びましょう。
  • 部屋を片付けて広いスペースで自由な動きができるようにしましょう。
    (歩行器は使わないようにしましょう。食事のときラックなどに短時間すわらせるのはかまいません。)
  • ベビーカーはおすわりができるようになってから使用しましょう。
  • 毎日の戸外遊び(散歩)をつづけましょう。
  • おもちゃをあたえすぎないようにし、また、口に入れても安全なものを選びましょう。
  • 誤飲、転落などの予期しない事故が増えますので注意しましょう。
10ヵ月〜12ヵ月
  • 事故防止について
    赤ちゃんは好奇心旺盛でいたずら好きです。やけど・転倒・転落・誤飲に注意しましょう。
  • 言葉によるしつけを始めましょう。
    家族で禁止することの判断基準を話し合い、「いけません」をたびたび使わないようにしましょう。
  • 絵や音楽にも親しませましょう。
    玩具・絵本・テレビはあたえるだけでなく、一緒に楽しみ遊んであげましょう。
  • 戸外での遊びを十分にし、友だちづくりも積極的にしましょう。

赤ちゃん健診

健診を受けるときの注意
  • 赤ちゃんの体調のよいときに受けましょう。
  • 熱がある、かぜをひいているなど具合の悪いときは、無理をせず延期しましょう。
  • 日頃から気になっていることなど、医師に聞きたいことをメモしておくのもいいでしょう。
健診時の持ちもの
  • マイナンバーカードもしくは資格確認書(健康保険証)
  • 母子健康手帳
  • 診察券(赤ちゃんの診察券はお持ちの方)
  • こども医療費受給資格証
  • 赤ちゃんのお世話に必要なもの
恵愛こどもクリニックの健診には、歯科健診は含まれておりません。 健診内容は各市町村で異なりますので、事前に確認のうえ受診してください。
1ヵ月健診
恵愛こどもクリニックで行います。
4ヵ月健診
保健所で行います。 恵愛こどもクリニックで受ける場合は有料です。 筋肉のようすなど、全体をみて成長の状態を判断します。その他視覚・聴覚に異常がないかなどもチェックします。
6ヵ月健診
保健所で行います。 恵愛こどもクリニックで受ける場合は有料です。 立たせようとすると足を突っ張るかなど、総合的に判断します。
10ヵ月健診
保健所で行います。 恵愛こどもクリニックで受ける場合は有料です。 主に運動機能をチェックします。足の動き(ホッピング反応)、からだを支える手の動き(パラシュート反応)を観察します。また、いやいやなど、おとなの言葉を理解するかなど心の発達も確認します。
1歳児健診
保健所で行います。 恵愛こどもクリニックで受ける場合は有料です。 主なチェックポイントはつかまり立ちができているかどうかです。歯もこの頃までに1〜2本生えていれば大丈夫。言葉はまだ発しないのがふつうですが、多少の理解があることは発達の大切なポイントとなります。
1歳6ヵ月児健診
この時期になるとそろそろ発語も始まります。早い子では2語文を話しますが、おとなの言葉がわかり、ものを指さすなどができれば問題ありません。からだの面では歩行ができているかがポイント。乳歯が虫歯になっていないかも重要なチェックポイントです。
2歳児健診
2歳では運動能力や発語の状態などをみて、発達の具合を総合的にチェックします。2語文(ママキテなど)がいえれば問題ありません。2歳児では歯科健診が主になります。
3歳児健診
3歳では、つまさき立ちや上りおりなど運動機能全体をチェックします。心の発達では名前をいえるかなどがポイント。その他、お友だち遊びなどの社会面の発達も観察します。検査の前に郵送で「自宅検査キット」が送られてきます。これを使って事前に自宅で聴力や視力も調べます。